園のきろく

6月 お話しの会

2025年06月23日[在園児]

先日、幼稚園に「講演童話おはなしの会」より講師の先生をお迎えし、学年ごとに素話をしていただきました。

年長さんは「たにしむすこ」、年中さんは「さるじぞう」、年少さんは「大きなかぶ」。
それぞれの年齢に合わせて、先生が言葉だけで紡ぐ"素話"の世界に、子どもたちはぐっと引き込まれていました。

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語り手の先生の表情や声に耳をすませ、先生の目を見つめながら聞き入る姿がとても印象的でした。
どの学年の子どもたちも、物語の展開に笑ったり、ハッとしたり、思わず顔を見合わせたりしながら、お話の世界を味わっていました。

お話の前後には、みんなで一緒に手遊びをして心をほぐし、楽しい雰囲気の中で「聞く」「待つ」「想像する」といった大切な時間が流れていました。

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絵本や紙芝居とはまた違い、言葉だけで届けられる"語り"は、子どもたち一人ひとりの心の中に、自由なイメージを広げてくれます。
幼児期に「言葉のリズム」や「物語の構成」にふれ、自分の内側で想像を膨らませることは、豊かな感性や聞く力、考える力の土台になります。

年少さんの大きなかぶのお話しでは、途中で「うんとこしょ、どっこいしょ」とみんなもかけ声をしてかぶを抜くのをお手伝いしました。物語の世界が子どもたちの中で生き生きと動いている様子が見られましたよ。

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このように、幼稚園では定期的に"おはなしの会"を取り入れながら、子どもたちが想像力や言葉の豊かさに自然と親しめる機会を大切にしています。

次回のおはなしの会は7月を予定しています。どんな物語が聞けるのか、今からとても楽しみですね